しばらく走ると左手に見えてくるのが枚聞(ひらきき)神社である。
創建の年代は定かではないが、社伝には和銅元年(708年)とも伝えられるという。
薩摩の国一の宮と呼ばれ、同じく一の宮を名乗る新田神社とその地位を争った。
神社の説明書きを見ると、主祭神は枚聞の神一座、大日孁貴神(おおひるめむちのかみ)となっている。大日孁貴神は天照大神のことだが、枚聞の神というのが良く判らない。ネットで検索をかけてみると、ワダツミノカミから猿田彦、果ては天智天皇まで諸説あって結局不明といったところらしい。
他に皇祖神八柱を祀っているとある。
Wikipediaで調べてみると、アマテラスとスサノオが誓約(うけい)を行った際に
生まれた五男三女神のことらしい。
- 田心姫(たこりひめ)
- 湍津姫(たぎつひめ)
- 市杵嶋姫(いちきしまひめ)
- 天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
- 天穂日命(あめのほひのみこと)
- 天津彦根命(あまつひこねのみこと)
- 活津彦根命(いくつひこねのみこと)
- 熊野櫲樟日命(くまのくすびのみこと)
枚聞神社と樹齢800年の楠 |
これが拝殿だと思いここから参拝したのだが これは勅使殿というらしい。この奥に拝殿がある。 |
独特の造りをしているらしく、県指定の文化財になっている。 |
枚聞神社近くからの開聞岳 |
枚聞神社は開聞岳のすぐ近く、麓といっていい場所にある。近くで見ると迫りくるような大きさに圧倒される。枚聞神社を創建した古代の人々の気持ちが解るような気がした。