2011年4月24日日曜日

第二回 枚聞神社

国道226号線から県道28号線へ入り、池田湖の前を通り過ぎて
しばらく走ると左手に見えてくるのが枚聞(ひらきき)神社である。
創建の年代は定かではないが、社伝には和銅元年(708年)とも伝えられるという。
薩摩の国一の宮と呼ばれ、同じく一の宮を名乗る新田神社とその地位を争った。

神社の説明書きを見ると、主祭神は枚聞の神一座、大日孁貴神(おおひるめむちのかみ)となっている。大日孁貴神は天照大神のことだが、枚聞の神というのが良く判らない。ネットで検索をかけてみると、ワダツミノカミから猿田彦、果ては天智天皇まで諸説あって結局不明といったところらしい。

他に皇祖神八柱を祀っているとある。
Wikipediaで調べてみると、アマテラスとスサノオが誓約(うけい)を行った際に
生まれた五男三女神のことらしい。

  • 田心姫(たこりひめ)
  • 湍津姫(たぎつひめ)
  • 市杵嶋姫(いちきしまひめ)
  • 天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
  • 天穂日命(あめのほひのみこと)
  • 天津彦根命(あまつひこねのみこと)
  • 活津彦根命(いくつひこねのみこと)
  • 熊野櫲樟日命(くまのくすびのみこと)

枚聞神社と樹齢800年の楠

これが拝殿だと思いここから参拝したのだが
これは勅使殿というらしい。この奥に拝殿がある。
独特の造りをしているらしく、県指定の文化財になっている。
現在の社殿は関ヶ原の敵中突破で有名な島津義弘公が建てたものを、代々の島津氏が改築していったものだそうである。

枚聞神社近くからの開聞岳

枚聞神社は開聞岳のすぐ近く、麓といっていい場所にある。近くで見ると迫りくるような大きさに圧倒される。枚聞神社を創建した古代の人々の気持ちが解るような気がした。

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